全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月13日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スヴァールバル諸島のEのリッジ:暖気北上
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下
・ブラジルのSEの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にアラスカのSW(170W)~アメリカNE部(70W)の流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は50N
・スヴァールバル諸島のEのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が80N近くまで
・シベリア100Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は55N
・アリューシャン列島170Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は65N
・同70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ブラジルのSE(35W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20Sまで、ブラジルSE部で降温
・マダガスカルのS(50E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・太平洋115Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が50Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極海160Eの寒冷渦周辺、グリーンランドN部
・南半球低極 -44℃:南極大陸15E85S付近
・高極(13日00UTC) 28℃:モーリタニアS部、マリ、スーダン~インドN部、メキシコ
・高極(13日12UTC) 32℃:エチオピアNW部とその周辺
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/