全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月21日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・サハリンのWの寒冷渦:寒気東進
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上
・カナダ75Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのEの寒気トラフ:寒気北上
・チリのSWの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・バレンツ海のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は75N
・サハリンのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は40N
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N以北まで
・同75Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋145Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・オーストラリアのE(160E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25Sまで
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が45S近くまで
・チリのSW(80W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線は30S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極点近く、バッフィン島のE
・南半球低極 -44℃:南極大陸140E73S付近
・高極(21日00UTC) 28℃:マリE部~スーダンSW部、アフガニスタンS部、パキスタン
・高極(21日12UTC) 32℃:アフガニスタンS部、パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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