全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年5月22日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・アラビア半島周辺での昇温
・日本海の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ60Wの寒気トラフ:寒気南下
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気東進
・南太平洋90Wの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・アラビア半島とその周辺で昇温:850hPa・24℃、同28℃以上の領域がそれぞれ拡大
・日本海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が35N近くまで
・カナダ110Wのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60Nの少しS
・同60Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が45N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にニュージーランドのS(170E)~大西洋10Wの流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・マダガスカルのS(45E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS、南アフリカE部、モザンビークS部で降温
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・ニュージーランドN部の寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近くまで
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:北極海
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E73S付近
・高極(22日00UTC) 28℃:マリE部~スーダン、パキスタン、インドN部、メキシコ
・高極(22日12UTC) 32℃:パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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