全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年6月12日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシアN部のリッジ:暖気東進
・イラン~パキスタンでの昇温
・モンゴルのリッジ:暖気東進
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ロシアN部のリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は70N
・イラン~パキスタンで昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・モンゴルのリッジ:暖気東進、850hPa・24℃線は50N
・バッフィン湾の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が60Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にロス海(180W)~アフリカ大陸のS(40E)の流れで蛇行大
・南極大陸10Wのリッジ:暖気南下、850hPa・-16℃線が80S以南まで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・オーストラリア135Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・アルゼンチンのE(50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が20Sまで、ボリビアS部、パラグアイ、ブラジルS部で降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:ラプテフ海のN、グリーンランドのN
・南半球低極 -40℃:南極大陸20E87S、135E84S付近
・高極(12日00UTC) 32℃:リビアSW部、アメリカS部、メキシコ
・高極(12日12UTC) 32℃:アルジェリアSE部、アラビア半島~パキスタン、中国75~95E付近(タクラマカン砂漠)

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です