全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年6月15日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・グリーンランドのリッジ:暖気北上
・中国115Eのリッジ:暖気東進
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上
・オーストラリアのSの寒冷渦:寒気北上
・チリのSWの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が75Nまで
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が60Nまで
・中国115Eのリッジ:暖気東進、850hPa・28℃線は45Nの少しN
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が60N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南アフリカのSE(40E)~ニュージーランドのS(170E)の流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35S
・オーストラリアのS(120E)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・チリのSW(80W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:シベリアE部、バッフィン島~グリーンランドN部
・南半球低極 -40℃:南極大陸10E85S付近
・高極(15日00UTC) 32℃:イラン、アフガニスタン、メキシコ
・高極(15日12UTC) 36℃:イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/