全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月12日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのNの寒冷渦:寒気南下
・イランの高気圧:暖気東進
・タイミル半島(95E)の寒冷渦:寒気南下
・シベリア140Eのリッジ:暖気東進
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスのNの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55N以南まで
・イタリア~ポーランドのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50N
・イランの高気圧:暖気東進、850hPa・28℃線は45Nの少しS、アフガニスタンで850hPa・32℃以上の領域拡大
・タイミル半島(95E)の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が65N近くまで
・シベリア140Eのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は60Nの少しN
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は45N
・バッフィン島のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が65N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋100Wの寒気トラフの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S以北まで
・マダガスカルS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20S
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・ニュージーランドのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・太平洋180Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20S(ニューカレドニア)
・同110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:タイミル半島
・南半球低極 -44℃:南極点周辺
・高極(12日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(12日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/