全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年7月20日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・モンゴルW部のリッジ:暖気東進
・シベリア150Eのリッジ:暖気北上
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上
・アフリカ大陸S部の寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリア135Eの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・イギリスの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は50N
・モンゴルW部のリッジ:暖気東進、850hPa・28℃線は50N
・シベリア150Eのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が65N以北まで
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45N以南まで
・グリーンランドのS(40W)のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は60Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が20Sまで、ブラジルE部で降温
・アフリカ大陸S部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・オーストラリア135Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・ニュージーランドのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45Sの少しN
・太平洋145Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は20S
・同90Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:ラプテフ海
・南半球低極 -44℃:南極大陸105E71S~160E75S付近
・高極(20日00UTC) 36℃:アメリカSW部、メキシコNW部
・高極(20日12UTC) 36℃:アラビア半島~アフガニスタン、中国80E(タクラマカン砂漠)付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/