全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年8月6日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツの寒気トラフ:寒気南下
・ロシアW部のリッジ:暖気北上
・カナダ130Wのリッジ:昇温
・南インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上
・ニュージーランドのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ドイツの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45N以南まで
・ロシアW部(30E)のリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が60Nまで
・北極海60Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が85N近くまで
・カナダ130Wのリッジ:昇温、ボーフォート海では850hPa・12℃線が75N近くまで北上
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・ニュージーランドのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Sまで
・太平洋165Wの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・0℃線は35Sの少しN
・アルゼンチン40S以北、パラグアイ、ウルグアイで昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -48℃:南極大陸120E79S~145E80S付近
・高極(6日00UTC) 36℃:アメリカSW部、メキシコNW部
・高極(6日12UTC) 36℃:アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/