全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年8月11日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツのリッジ:暖気東進
・モンゴルW部のリッジ:暖気北上
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下
・フィジーのSの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にロシアN部の高気圧を周る流れで蛇行大
・ドイツのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は55N
・バレンツ海のリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は75N
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が50N以南まで
・モンゴルW部のリッジ:暖気北上、850hPa・24℃線が50Nまで
・ベーリング海180Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が45Nまで
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が40Sまで
・オーストラリアのS(135E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・フィジーのS(180E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が15S近く(バヌアツ)まで
・太平洋125Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20Sまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海100E
・南半球低極 -52℃:南極大陸145E78S付近
・高極(11日00UTC) 32℃:モーリタニアのN、サウジアラビア~イランW部、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(11日12UTC) 32℃:アラビア半島~中国95E付近
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/