全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年9月17日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアのリッジ:暖気北上
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下
・五大湖の寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気北上
・チリのSWの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・アイスランドのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は55Nの少しS
・モロッコのWの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が30N以南まで
・イタリアのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が50N近くまで
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで
・オホーツク海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
・カナダ105Wのリッジ:昇温、850hPa・16℃線は55Nの少しN
・五大湖(85W)の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸80W~南アフリカのSE(40E)の流れで蛇行大
・南アフリカのE(40E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が25S以北まで、南アフリカE部、モザンビークS部で降温
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN、オーストラリアSW部で降温
・オーストラリアSE部で暖気南下:850hPa・16℃線が35S以南まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・チリのSW(80W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・ブラジルS部、パラグアイで昇温:850hPa・20℃以上の領域拡大

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:スヴァールバル諸島のN
・南半球低極 -40℃:南極大陸10W86S付近
・高極(17日00UTC) 32℃:サウジアラビア
・高極(17日12UTC) 32℃:アラビア半島、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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