全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年10月3日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパE部のリッジ:暖気北上
・シベリア115Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ90Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリア135Eの寒気トラフ:寒気東進
・チリのWの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・フランスの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は45Nの少しN
・ヨーロッパE部のリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
・トルコの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は40Nの少しN
・シベリア115Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が55N以南まで
・カナダ90Wのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は50Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋100Wのリッジの流れで蛇行大
・大西洋05Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・マダガスカルの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しS
・オーストラリア135Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドのリッジ:暖気南下、850hPa・8℃線が50S以南まで
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・チリのW(75W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:グリーンランドE部
・南半球低極 -36℃:南極大陸の広範囲
・高極(3日00UTC) 28℃:アンゴラ、ナミビア、スーダン、サウジアラビア、メキシコ
・高極(3日12UTC) 32℃:ナミビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/