全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年11月21日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペインのEの寒気トラフ:寒気南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にヨーロッパのWのリッジの流れで蛇行大
・イギリスのリッジ:暖気東進、850hPa・4℃線は60N
・スペインのEの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・カスピ海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45N
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-16℃線が50Nまで
・アメリカ105Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・カナダ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は30S
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・太平洋140Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -28℃:北極点近く、シベリア155E、グリーンランドN部
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(21日00UTC) 28℃:ボツワナとその周辺
・高極(21日12UTC) 32℃:ナミビアNE部とその周辺
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/