全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年11月27日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上
・トルコの寒気トラフ:寒気南下
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・ナミビア、南アフリカでの昇温
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ120W~中国120Eの流れで蛇行大
・スヴァールバル諸島のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が80Nまで
・トルコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N(エジプト)まで
・シベリア60Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60N以北まで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
・カナダ120Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が65N以北まで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が40Nまで
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-24℃線が60N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・ナミビア、南アフリカで昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・オーストラリアのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が25S近くまで
・ニュージーランドのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア135E
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(27日00UTC) 28℃:ナミビア~南アフリカ
・高極(27日12UTC) 32℃:ナミビア、南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/