全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月5日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ドイツ~イタリアの寒気トラフ:寒気東進
・中国110Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ110Wのリッジ:暖気北上
・アメリカ90Wの寒気トラフ:ブロッキング
・オーストラリアのSEのリッジ:暖気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ドイツ~イタリアの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45Nの少しS
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45N
・中国110Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40N近くまで
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30Nまで
・カナダ110Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が60Sまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・-4℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・オーストラリアのSEのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は40Sの少しN、オーストラリアE部で昇温
・太平洋155Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -40℃:シベリア140~145E
・南半球低極 -20℃:南極大陸85W80S~40E86S付近
・高極(5日00UTC) 28℃:ナミビアNE部、ボツワナ
・高極(5日12UTC) 32℃:ボツワナとその周辺

※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。

北半球の全経度に渡って偏西風の蛇行大:2021/04/24/12UTC


※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができませんでした。
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からご覧ください。

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