全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月17日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポルトガルの高気圧:暖気東進
・モンゴルW部の寒気トラフ:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上
・チリS部の寒冷渦:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリア100Eのリッジの流れで蛇行大
・ポルトガルの高気圧:暖気東進、850hPa・8℃線は55Nの少しN
・アルジェリアの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30N近くまで
・ロシアS部~トルコE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
・モンゴルW部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-24℃線が50N以南まで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は35N
・カナダ100Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が50Nまで
・大西洋45Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・オーストラリアのS(125E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで、オーストラリアSW部で降温
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45S
・チリS部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア125E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(17日00UTC) 32℃:アルゼンチンW部
・高極(17日12UTC) 32℃:ナミビア
※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/