全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月20日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下
・アルジェリアの寒気トラフ:寒気東進
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部の寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に大西洋30Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・ヨーロッパの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・アルジェリアの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は25N
・カザフスタン75Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が50N以南まで
・中国NE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-24℃線が40Nまで
・アメリカのW(130W)の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が30Nまで
・カナダ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が55N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・オーストラリアSE部(150E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が30S近くまで
・ニュージーランドの高気圧:暖気南下、850hPa・16℃線が45S以南まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア135E付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸120E75S付近
・高極(20日00UTC) 28℃:ボツワナSW部とその周辺、オーストラリアW部
・高極(20日12UTC) 32℃:ナミビア~南アフリカ、オーストラリアW部
※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/