全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年1月26日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ウクライナ~トルコの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア125Eの寒気トラフ:寒気南下
・アラスカの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部での寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアルジェリアN部の高気圧を周る流れで蛇行大
・ウクライナ~トルコの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線が45N以南まで
・シベリア125Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-24℃線が60N以南まで
・アラスカの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-24℃線が65N以南まで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・大西洋50Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・オーストラリアSE部で寒気北上:850hPa・16℃線が30S近くまで
・ニュージーランドで暖気南下:850hPa・12℃線が50S近くまで
・太平洋100Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ120W付近
・南半球低極 -20℃:南極大陸の広範囲
・高極(26日00UTC) 28℃:オーストラリア、アルゼンチンS部
・高極(26日12UTC) 28℃:ナミビア~南アフリカ、オーストラリア
※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/