全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年7月5日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下
・ロシアNW部のリッジ:暖気北上
・アメリカW岸の高気圧:昇温
・ニュージーランドのNの寒気トラフ:寒気北上
・アルゼンチンのSEの寒冷渦:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50N以南まで
・イタリアのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は45N
・ロシアNW部のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が65N以北まで
・トルコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・16℃線が30Nまで
・アメリカW岸の高気圧:昇温、850hPa・28℃以上の領域拡大
・カナダ70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が50Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋15W~ニュージーランドのN(175E)の流れで蛇行大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・オーストラリア130Eの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・8℃線は20Sの少しN
・ニュージーランドS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45S近くまで
・ニュージーランドのNの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S(ニューカレドニア)まで
・アルゼンチンのSE(50W)の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は35Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:スヴァールバル諸島のNE
・南半球低極 -40℃:南極大陸15E、105~125E付近
・高極(5日00UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
・高極(5日12UTC) 36℃:イラン~アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/