全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年7月11日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フィンランドのリッジ:暖気北上
・イラク、サウジアラビアでの昇温
・アメリカSW部の高気圧:暖気持続
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・アイスランドのSEのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65N以北まで
・フランスのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は45N
・フィンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65N以北まで
・イラク、サウジアラビアで昇温:850hPa・36℃以上の領域出現
・ベーリング海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が60N以南まで
・アメリカSW部の高気圧:850hPa・32℃以上の暖気持続
・カナダ85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が60N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドの高気圧を周る流れ、太平洋90Wのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30Sまで
・オーストラリアのS(130E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25S
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・アルゼンチンN部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が25S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極点近く、ベーリング海
・南半球低極 -44℃:南極大陸145E付近
・高極(11日00UTC) 36℃:アメリカSW部
・高極(11日12UTC) 36℃:サウジアラビア~アフガニスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧7月11日12UTC
北半球海面気圧7月11日12UTC
南半球海面気圧7月11日12UTC
南半球500hPa高度7月11日12UTC
全球500hPa高度7月11日12UTC

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