全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年9月3日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのNWの寒冷渦:寒気南下
・中国85Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカのNEの寒気トラフ:寒気東進
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバレンツ海の高気圧を周る流れで蛇行大
・イギリスのNWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55Nまで
・バレンツ海の高気圧:暖気東進、850hPa・8℃線は80N
・中国85Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が40N以南まで
・シベリア130Eのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は55Nの少しS
・カナダ100Wのリッジ:暖気東進、850hPa・20℃線は55Nの少しN
・アメリカのNE(65W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は45Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に太平洋155Wのリッジの流れで蛇行大
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30S
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・チリのSW(80W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40S近くまで
・アルゼンチンの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:70N以北の広範囲
・南半球低極 -40℃:南極大陸84S10E付近
・高極(3日00UTC) 32℃:イランW部、イラク、アメリカ中部
・高極(3日12UTC) 32℃:アラビア半島、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧9月3日12UTC
北半球500hPa高度9月3日12UTC
南半球海面気圧9月3日12UTC
南半球500hPa高度9月3日12UTC
全球500hPa高度9月3日12UTC

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です