全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年1月16日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパのリッジ:暖気東進
・サハリンのWの寒冷渦:ブロッキング
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアSW部での暖気南下

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にヨーロッパのリッジの流れ、カナダW部(110W)~カザフスタン60Eの流れで蛇行大
・ヨーロッパのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60Nの少しN
・アルジェリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が20Nまで
・カザフスタン55Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が50Nまで
・サハリンのWの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・-12℃線は40N
・アメリカ80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSE(40E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が20S近くまで
・インド洋95Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・オーストラリアSW部で暖気南下:850hPa・20℃線が35S以南まで
・オーストラリアE岸の寒冷渦:寒気北上、850hPa・12℃線が30Sまで
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しN

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:グリーンランドN部
・南半球低極 -16℃:南極大陸80W付近
・高極(16日00UTC) 28℃:アルゼンチンW部
・高極(16日12UTC) 28℃:アフリカ大陸S部、エチオピアNW部、オーストラリアW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧1月16日12UTC
北半球500hPa高度1月16日12UTC
南半球海面気圧1月16日12UTC
南半球500hPa高度1月16日12UTC
全球500hPa高度1月16日12UTC