全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年4月10日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコ~エジプトの寒気トラフ:寒気東進
・イラン~ウズベキスタンのリッジ:暖気北上
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ115Wのリッジ:暖気北上
・チリのSWの寒冷渦:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に大西洋70W~日本付近(130E)の流れで蛇行大
・トルコ~エジプトの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Nの少しN
・イラン~ウズベキスタンのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が40N以北まで
・シベリア100Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が50Nまで
・太平洋130Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Nの少しN
・アメリカ115Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が35N以北まで
・ラブラドル海の寒冷渦:寒気東進、850hPa・-4℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋45Wの高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで
・オーストラリアのS(140E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40Sの少しS
・チリのSW(75W)の寒冷渦:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:スヴァールバル諸島周辺、ベーリング海峡
・南半球低極 -48℃:南極大陸135~150E付近
・高極(10日00UTC) 28℃:スーダン
・高極(10日12UTC) 28℃:チャド~インド
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/