全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年4月15日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・スペインの寒気トラフ:寒気南下
・北欧のリッジ:暖気東進
・パキスタン付近での昇温
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に日本の寒気トラフの流れで蛇行大
・スペインの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N近くまで
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が60Nまで
・パキスタン付近で昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Nの少しS
・カナダ110Wのリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が55N近くまで
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・16℃線が25S以北まで
・オーストラリアのSW(105E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:バッフィン島
・南半球低極 -48℃:南極大陸110E付近
・高極(15日00UTC) 28℃:イラン~パキスタン、メキシコ
・高極(15日12UTC) 32℃:イラン、パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/