全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年4月28日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気南下
・アフガニスタン、パキスタンでの昇温
・中国NE部のリッジ:昇温
・アメリカ90Wのリッジ:暖気東進
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が30N近くまで
・ロシア55Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が45N近くまで
・アフガニスタン、パキスタンで昇温:850hPa・32℃以上の領域拡大
・中国NE部のリッジ:昇温、850hPa・16℃以上の領域拡大
・アメリカ90Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は45Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋20Wのリッジの流れで蛇行大
・大西洋00Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・インド洋65Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が35S以北まで
・オーストラリアのS(145E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・ブラジルのS(50W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -24℃:カナダ110W付近
・南半球低極 -40℃:南極大陸50E付近
・高極(28日00UTC) 32℃:メキシコ
・高極(28日12UTC) 32℃:イラン~パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/