全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年5月22日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・デンマークの寒冷渦:寒気南下
・イラン~パキスタンでの昇温
・シベリア110Eのリッジ:暖気北上
・南大西洋35Wの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSWの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にアイスランドのリッジで蛇行大
・デンマークの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が50Nまで
・イラン~パキスタンで昇温:850hPa・36℃以上の領域拡大
・シベリア110Eのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N以北まで
・サハリンの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・カナダ85Wのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75N以北まで
・同85Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極半島付近のリッジの流れで蛇行大
・大西洋35Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・マダガスカルのS(45E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35Sまで
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・太平洋90Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海、カラ海
・南半球低極 -44℃:南極大陸105~130E付近
・高極(22日00UTC) 32℃:イラン~パキスタン、メキシコ
・高極(22日12UTC) 36℃:イラン~パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/