全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年5月30日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパのリッジ:暖気東進
・ロシア55Eの高気圧:暖気北上
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にバレンツ海50E~カナダ・アメリカ80Wの流れで蛇行大
・ヨーロッパのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は50Nの少しN
・ロシア55Eの高気圧:暖気北上、850hPa・16℃線が55Nまで
・ラプテフ海のリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が75N以北まで
・カナダ100Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が70Nまで
・同80Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が50N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸60Wのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのSEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しS
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25Sまで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで
・アルゼンチンS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海、東シベリア海、チュコート海
・南半球低極 -36℃:南極大陸35E、85E付近
・高極(30日00UTC) 32℃:アラビア半島、メキシコ
・高極(30日12UTC) 32℃:アラビア半島、イラン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/