全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年6月1日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・シベリア70Eのリッジ:暖気北上
・カナダ95Wのリッジ:暖気北上
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・4℃線が65N近くまで
・シベリア70Eのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が65N近くまで
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・カナダ95Wのリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が60N近くまで
・同70Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が40N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・インド洋100Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ニュージーランドのE(165W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・ブラジルのS(45W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -12℃:グリーンランドNE部、バレンツ海、北極海
・南半球低極 -36℃:南極大陸に散在
・高極(1日00UTC) 32℃:アメリカSW部
・高極(1日12UTC) 32℃:アラビア半島、イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧6月1日12UTC
北半球500hPa高度6月1日12UTC
南半球海面気圧6月1日12UTC
南半球500hPa高度6月1日12UTC
全球500hPa高度6月1日12UTC