全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年7月28日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イタリアの寒気トラフ:寒気南下
・ロシアN部の高気圧:暖気北上
・モンゴルW部のリッジ:暖気東進
・オーストラリア125Eの寒冷渦:寒気北上
・ブラジルS部の寒冷渦:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・アイスランドのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60Nの少しN
・イタリアの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
・ロシアN部の高気圧:暖気北上、850hPa・12℃が70N以北まで
・モンゴルW部のリッジ:暖気東進、850hPa・28℃線は50Nの少しS
・シベリア110Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・12℃線が50N以南まで
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が55Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にニュージーランドのSのリッジの流れで蛇行大
・大西洋20Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・オーストラリア125Eの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が30S以北まで
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しS
・同105Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・ブラジルS部の寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は25S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -4℃:北極海、カラ海
・南半球低極 -44℃:南極大陸110E付近
・高極(28日00UTC) 32℃:アルジェリアW部とその周辺、イラク~アラビア半島、アメリカSW部、メキシコNW部
・高極(28日12UTC) 36℃:イラン、中国NW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/