全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年8月2日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ヨーロッパの寒冷渦:寒気南下
・カラ海のリッジ:暖気北上
・アメリカNE部の寒気トラフ:暖気東進
・マダガスカルのSの寒気トラフ:寒気北上
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にカラ海のリッジの流れで蛇行大
・アイスランドのWの寒冷渦:寒気東進:850hPa・4℃線は50Nの少しN
・イギリスのリッジ:暖気東進:850hPa・12℃線は60Nの少しS
・ヨーロッパの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が45N近くまで
・カラ海のリッジ:寒気南下、850hPa・12℃線が75N以北まで
・シベリア90Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が60N近くまで
・アメリカNE部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は40Nの少しN
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にニュージーランドのSWのリッジの流れで蛇行大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-8℃線が40Sまで
・マダガスカルのS(45E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S以北まで
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリア150Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しN
・太平洋160Wの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:北極海
・南半球低極 -40℃:南極大陸105E、140E付近
・高極(2日00UTC) 32℃:モーリタニアN部、アラビア半島~アフガニスタン、アメリカSW部
・高極(2日12UTC) 36℃:イラン、アフガニスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/