全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年8月5日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ノルウェーS部の寒冷渦:寒気南下
・モンゴルのリッジ:昇温
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進
・ナミビアの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大
・ノルウェーS部の寒冷渦:寒気南下:850hPa・4℃線が50Nまで
・カラ海の高気圧:暖気東進:850hPa・8℃線は85N
・モンゴルのリッジ:昇温:850hPa・28℃以上の領域拡大
・カナダ95Wのリッジ:暖気東進、850hPa・12℃線は65N
・同55Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・8℃線が45Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのS(135E)~太平洋105Wの流れで蛇行大
・ナミビアの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は20Sの少しS
・オーストラリアのS(135E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・太平洋150Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は25S
・同110Wの寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は30Sの少しN
・ブラジルのS(45W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:ボーフォート海
・南半球低極 -44℃:南極大陸150E付近
・高極(5日00UTC) 32℃:サウジアラビア~イラン、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(5日12UTC) 36℃:イラン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧8月5日12UTC
北半球500hPa高度8月5日12UTC
南半球海面気圧8月5日12UTC
南半球500hPa高度8月5日12UTC
全球500hPa高度8月5日12UTC