全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年8月9日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスの寒気トラフ:寒気東進
・バルカン半島の高気圧:昇温
・南アフリカのSWの寒冷渦:寒気北上
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気北上
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は55Nの少しN
・バルカン半島の高気圧:昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大
・モンゴルのリッジ:寒気東進、850hPa・28℃線は45N
・ベーリング海峡の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が60Nまで
・カナダ95Wのリッジ:暖気北上、850hPa・16℃線が55N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にオーストラリアのSのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのSWの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・オーストラリアのSW(110E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35Sの少しS
・ニュージーランドのEの寒冷渦:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が25Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:チュコート海、カナダN部
・南半球低極 -36℃:南極大陸の広範囲
・高極(9日00UTC) 32℃:サウジアラビア~イラク、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(9日12UTC) 32℃:アラビア半島~中国W部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧8月9日12UTC
北半球500hPa高度8月9日12UTC
南半球海面気圧8月9日12UTC
南半球500hPa高度8月9日12UTC
全球500hPa高度8月9日12UTC