全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年8月11日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・イギリスのリッジ:暖気北上
・カナダ105Wの寒気トラフ:寒気南下
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・イギリスのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50N近くまで
・カザフスタン70Eのリッジ:暖気北上、850hPa・20℃線が50N近くまで
・モンゴルE部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が50N以南まで
・カナダ105Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が50N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋150Wの寒気トラフの流れで蛇行大
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が30S近くまで
・オーストラリアのS(135E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
・オーストラリアのS(170E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しN
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S以北まで
・同110Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S
・ブラジルS部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は20Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -8℃:東シベリア海
・南半球低極 -40℃:南極大陸140E付近
・高極(11日00UTC) 32℃:サウジアラビア、イラク、アメリカSW部、メキシコN部
・高極(11日12UTC) 32℃:エジプトE部~中国W部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/