全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年10月13日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア40Eの寒冷渦:寒気南下
・千島列島付近の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ95Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進
・ブラジルのSの寒冷渦:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダのW(140W)~トルコ付近(30E)の流れで蛇行大
・大西洋40Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
・ロシア40Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が45N近くまで
・中国90Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・12℃線が45N近くまで
・千島列島付近の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45N
・カナダ95Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が50N以南まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのWの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は25Sの少しS
・インド洋60Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
・オーストラリアのE(160E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Sの少しN
・太平洋145Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S以北まで
・ブラジルのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・12℃線は25Sの少しS

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:シベリア、グリーンランド
・南半球低極 -36℃:南極大陸00~25E付近
・高極(13日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(13日12UTC) 28℃:ナミビア~ザンビア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧10月13日12UTC
北半球500hPa高度10月13日12UTC
南半球海面気圧10月13日12UTC
南半球500hPa高度10月13日12UTC
全球500hPa高度10月13日12UTC