全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年10月14日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア40Eの寒冷渦:寒気強化
・カザフスタン80Eの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカのSWの寒冷渦:寒気南下
・オーストラリアSW部での暖気南下
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に大西洋45Wの寒冷渦を周る流れで蛇行大
・ロシア40Eの寒冷渦:寒気強化、850hPa・-4℃以下の領域拡大
・カザフスタン80Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・太平洋170Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・アメリカのSWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が35N以南まで
・大西洋45Wの寒冷渦:ブロッキング、850hPa・8℃線は35N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ブラジルのS(40W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・12℃線は25Sの少しS
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しN
・インド洋70Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで
・オーストラリアSW部で暖気南下:850hPa・24℃線が30S以南まで
・ニュージーランドの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:シベリア、北極海
・南半球低極 -36℃:南極点周辺
・高極(14日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(14日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/