全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年10月16日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧の寒気トラフ:寒気南下
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下
・アメリカNE部の寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気北上
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にカナダ90W~モンゴル105Eの流れで蛇行大
・北欧の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が60N近くまで
・ロシア45Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は45N
・モンゴルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
・アメリカ110Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は35N
・アメリカNE部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40N以南まで
・グリーンランドのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75N以北まで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にインド洋70Eのリッジの流れで蛇行大
・南アフリカのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35S近くまで
・インド洋90Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は30Sの少しS
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・南米大陸S部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:東シベリア海
・南半球低極 -36℃:南極大陸の広範囲
・高極(16日00UTC) 28℃:ナミビアNE部とその周辺
・高極(16日12UTC) 28℃:ナミビア~ザンビア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/