全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年12月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・カザフスタン75Eの寒冷渦:寒気南下
・日本N部の寒気トラフ:寒気東進
・カナダW部での寒気強化
・アメリカのEの寒気トラフ:寒気東進
・ニュージーランドでの暖気南下
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にアラスカSW部のリッジの流れで蛇行大
・ヨーロッパのW(20W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しN
・カザフスタン75Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-16℃線が50N以南まで
・日本N部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-16℃線は45Nの少しS
・カナダW部で寒気強化:850hPa・-28℃以下の領域拡大
・アメリカのE(70W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気北上:850hPa・4℃線が35Sまで
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上:850hPa・0℃線が40Sまで
・ニュージーランドで暖気南下:850hPa・12℃線が45Sまで
・太平洋135Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア115E、135E付近、カナダ130W付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(9日00UTC) 24℃:アフリカ大陸、オーストラリアW部
・高極(9日12UTC) 28℃:アフリカ大陸S部、オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/




