全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年12月13日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・モロッコの寒冷渦:寒気南下
・カザフスタン50Eの寒冷渦:寒気南下
・黄海の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にスヴァールバル諸島のリッジの流れ、ベーリング海の高気圧を周る流れで蛇行大
・モロッコの寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が25Nまで
・カザフスタン50Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
・黄海の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-4℃線が30Nまで
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-20℃線が45Nまで
・グリーンランドのSの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は45Nの少しS
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・インド洋80Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30Sの少しS
・オーストラリアのS(140E)の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・太平洋165Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S以北まで
・同80Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア110E付近、エルズミーア島のW
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(13日00UTC) 24℃:オーストラリア、メキシコ、アルゼンチンW部
・高極(13日12UTC) 24℃:アフリカ大陸、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧12月13日12UTC
北半球500hPa高度12月13日12UTC
南半球海面気圧12月13日12UTC
南半球500hPa高度12月13日12UTC
全球500hPa高度12月13日12UTC