全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年12月17日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・サウジアラビアNW部の寒冷渦:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下
・ブラジルのSの寒気トラフ:寒気北上
・オーストラリアのSEのリッジ:暖気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にシベリアE端部のリッジの流れで蛇行大
・大西洋40Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は45Nの少しN
・アルジェリアW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が25N以南まで
・サウジアラビアNW部の寒冷渦:寒気南下、850hPa・4℃線が30N以南まで
・シベリア90Eの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-16℃線は50N
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
・カナダ90Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-28℃線が55N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・ブラジルのS(40W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・12℃線が25S以北まで
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S以北まで
・オーストラリアのS(115E)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
・オーストラリアのSEのリッジ:暖気東進、850hPa・16℃線は40Sの少しS
・ニュージーランドの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が30S以北まで
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が30Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:シベリア135E、カナダ90W付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(17日00UTC) 24℃:オーストラリアSW部、メキシコ
・高極(17日12UTC) 28℃:オーストラリア
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/




