全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年12月27日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコの寒気トラフ:寒気南下
・サハリンの寒冷渦:寒気東進
・北大西洋50Wの寒冷渦:寒気東進
・オーストラリアのEの寒気トラフ:ブロッキング
・アルゼンチンのEの寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にイギリスの高気圧を周る流れ、シベリアE部のリッジの流れで蛇行大
・トルコの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45N近くまで
・サハリンの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は40N
・太平洋170Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
・カナダ115W寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が50N以南まで
・大西洋50Wの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-8℃線は40N
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋15Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40S近くまで
・インド洋45Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は40S
・オーストラリアのE(160E)の寒気トラフ:ブロッキング、850hPa・4℃線は35Sの少しS
・アルゼンチンのE(55W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は40S
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:カナダ140W付近
・南半球低極 -16℃:南極点付近
・高極(27日00UTC) 24℃:アフリカ大陸、オーストラリアW部、アルゼンチンW部
・高極(27日12UTC) 28℃:ナミビア、南アフリカ、オーストラリアW部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/




