全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2025年12月14日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ロシア60Eの寒冷渦:寒気南下
・日本の寒気トラフ:寒気東進
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSW部での暖気南下
・オーストラリアのSEの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にベーリング海の高気圧を周る流れで蛇行大
・大西洋25Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40N
・モロッコの寒冷渦:寒気東進、850hPa・8℃線は20N
・ロシア60Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N以南まで
・日本の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は30Nの少しN
・シベリア180Eのリッジ:暖気北上、850hPa・0℃線が70Nまで
・アメリカ85Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-20℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋10Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・インド洋85Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が25S近くまで
・オーストラリアSW部で暖気南下:850hPa・20℃線が35Sまで
・オーストラリアのSE(155E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が35S近くまで
・チリのW(80W)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が30Sまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:シベリア110~140E、カナダ115~130W付近
・南半球低極 -16℃:南極大陸の広範囲
・高極(14日00UTC) 24℃:オーストラリアW部、メキシコ、アルゼンチンW部
・高極(14日12UTC) 24℃:アフリカ大陸、オーストラリア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球海面気圧12月14日12UTC
北半球500hPa高度12月14日12UTC
南半球海面気圧12月14日12UTC
南半球500hPa高度12月14日12UTC
全球500hPa高度12月14日12UTC