全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2024年11月6日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・北欧のリッジ:暖気北上
・カザフスタン65Eの寒冷渦:寒気南下
・日本N部の寒気トラフ:寒気南下
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下
・オーストラリアSE部での暖気南下
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に北欧のリッジの流れで蛇行大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は35Nの少しS
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が75Nまで
・カザフスタン65Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-12℃線が45N近くまで
・日本N部の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が40N以南まで
・アメリカ110Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が35Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・オーストラリア125Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は30Sの少しS
・オーストラリアSE部で暖気南下:850hPa・20℃線が40S近くまで
・太平洋160Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近く(トンガ付近)まで
・アルゼンチンのSE(60W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しS
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:シベリア、グリーンランド
・南半球低極 -28℃:南極大陸115E付近
・高極(6日00UTC) 24℃:アフリカ大陸S部、アフガニスタンS部とその周辺、オーストラリア、メキシコ
・高極(6日12UTC) 28℃:アフリカ大陸S部
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/