全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年3月2日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・トルコの寒冷渦:寒気南下
・日本海~日本の寒気トラフ:寒気南下
・カナダ95Wの寒冷渦:寒気西進
・セントローレンス湾のSWの寒冷渦:寒気南下
・タスマン海の寒気トラフ:寒気東進

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大。特にヨーロッパのリッジを周る流れで蛇行大。
・ヨーロッパのリッジ:850hPa・4℃以上の暖気
・トルコの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が35N近くまで
・ネパールの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア110Eの寒冷渦:850hPa・-32℃以下の領域が縮小
・ベトナムで寒気南下
・日本海~日本の寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が35Nまで
・アラスカW岸の寒冷渦:寒気東進
・太平洋130Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が30Nまで
・メキシコで寒気南下:850hPa・4℃線が25N近くまで
・カナダ95Wの寒冷渦:850hPa・-36℃以下の寒気、西進
・セントローレンス湾のSWの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-16℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大。
・大西洋05Eの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Sの少しN
・ボツワナ、ジンバブエで昇温
・タスマン海の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40S、ニュージーランドでは昇温
・太平洋120Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線は45S

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -36℃:カナダ95W72N付近
・南半球低極 -32℃:南極大陸00W88S、140E74S付近
・高極(2日00UTC) 28℃:メキシコ
・高極(2日12UTC) 28℃:ウガンダ、ケニア

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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