全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年10月3日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・ポルトガルの寒気トラフ:寒気南下
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下
・上海付近の高気圧:昇温
・アラスカのSの寒冷渦:寒気南下
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特にバッフィン湾~カザフスタン70Eの流れで蛇行大
・ポルトガルの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が40Nまで
・バルカン半島~バレンツ海のリッジ:暖気北上、850hPa・12℃線が55N以北まで
・トルコの寒気トラフ:寒気東進
・シベリア80Eの寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が55Nまで
・上海付近の高気圧:昇温、850hPa・20℃以上の領域拡大、日本海で昇温
・アラスカのSの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・アメリカ105Wのリッジ:昇温、850hPa・16℃以上
・セントローレンス湾の寒冷渦:850hPa・0℃以下の寒気が停滞
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に南極大陸120Eのリッジの流れで蛇行大
・南極大陸120Eのリッジ:暖気南下、850hPa・-12℃線が70Sまで、W側(60~100E付近)では降温(暖気後退)
・南アフリカの寒気トラフ:寒気北上、南アフリカE部で降温
・インド洋100Eの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が40Sまで
・太平洋170Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・-4℃線が45Nまで
・大西洋55W(アルゼンチンのE)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S、アルゼンチン40S以北、ウルグアイ、パラグアイで降温

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:北極海180E80N付近
・南半球低極 -44℃:南極大陸05E85S付近
・高極(3日00UTC) 28℃:サウジアラビア、イラン
・高極(3日12UTC) 28℃:アンゴラ、スーダンE部~パキスタン

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

北半球500高度850気温
南半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球地上気圧
全球500高度850気温

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です