全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年10月9日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルカン半島の寒冷渦:寒気強化
・シベリア85Eの寒気トラフ:寒気南下
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ65Wのリッジ:暖気東進
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・北欧のリッジ:暖気北上、850hPa・8℃線が65Nまで
・バルカン半島の寒冷渦:寒気強化、850hPa・0℃以下の領域拡大
・シベリア85Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が55Nまで
・ウズベキスタンの寒冷渦:寒気南下、850hPa・8℃線が35Nまで
・中国115Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・4℃線が35Nまで
・アメリカ115Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・8℃線は35N
・カナダ65Wのリッジ:暖気東進、850hPa・8℃線は60N
・大西洋50Wの寒冷渦:寒気南下、850hPa・0℃線が40N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・大西洋30Wの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・南アフリカのSの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・アフリカ大陸S部(10~25S)で昇温
・オーストラリアSW部の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・4℃線は30S、オーストラリアE部では昇温
・太平洋110Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -16℃:スヴァールバル諸島のW、カラ海N部、北極海180E80N付近
・南半球低極 -36℃:南極点周辺
・高極(9日00UTC) 28℃:アメリカS部、メキシコN部
・高極(9日12UTC) 28℃:ナミビア~タンザニア、スーダン~パキスタン
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/