全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2021年11月2日12UTC
★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・フランスのWの寒気トラフ:寒気南下
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下
・カナダ120Wのリッジ:昇温
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下
・南太平洋95Wの寒気トラフ:寒気北上
★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~大、特に太平洋150W~カザフスタン70Eの流れで蛇行大
・フランスのWの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が45Nまで
・カラ海のリッジ:暖気東進、850hPa・0℃線は75N
・カザフスタン70Eの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-12℃線が50Nまで
・太平洋180Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・0℃線が40Nまで
・カナダ120Wのリッジ:昇温、850hPa・12℃以上
・アメリカ90Wの寒気トラフ:寒気南下、850hPa・-8℃線が45Nまで
・グリーンランドのSのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が70N近くまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特にウェッデル海のNのリッジの流れで蛇行大
・ウェッデル海のNのリッジ:暖気南下、850hPa・0℃線が65S以南まで
・オーストラリアのSの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は35S
・オーストラリアSE部のリッジ:昇温
・ニュージーランドのEの寒気トラフ:寒気東進、850hPa・-4℃線は45Sの少しS
・ニュージーランドのNの寒冷渦:寒気北上、850hPa・8℃線が20S近く(ニューカレドニア)まで
・太平洋95Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が35Sまで
★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -20℃:グリーンランドNE部~スヴァールバル諸島のN、シベリア080E58N、100E67N、175E68N付近
・南半球低極 -32℃:南極大陸130E77S、150E75S付近
・高極(2日00UTC) 28℃:ボツワナN部とその周辺
・高極(2日12UTC) 28℃:アンゴラ~南アフリカ
※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/