全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2023年12月22日12UTC

★注目される現象(500hPa流れ、850hPa気温)
・バルト海の寒冷渦:寒気南下
・サハリンのWの寒冷渦:寒気東進
・セントローレンス湾の寒冷渦:寒気南下
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上
・チリS部の寒気トラフ:寒気北上

★個別詳細
【北半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、やや大~大、特に大西洋60W~日本付近(135E)の流れで蛇行大
・バルト海の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-4℃線が50N以南まで
・シベリア70Eのリッジ:暖気北上、850hPa・-4℃線が60N以北まで
・サハリンのWの寒冷渦:寒気東進、850hPa・-12℃線は40Nの少しS
・アメリカのNW(130W)の寒気トラフ:寒気東進、850hPa・0℃線は40Nの少しS
・セントローレンス湾(60W)の寒冷渦:寒気南下、850hPa・-8℃線が40Nまで
【南半球の500hPa流れ、850hPa気温】
・偏西風の蛇行は、小~やや大
・南アフリカのSWの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が40Sまで
・マダガスカルのSE(55E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・8℃線が35Sまで
・オーストラリアのS(120E)の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45Sまで
・太平洋150Wの寒気トラフ:寒気北上、850hPa・4℃線が40S近くまで
・チリS部の寒気トラフ:寒気北上、850hPa・0℃線が45S近くまで

★850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り
・北半球低極 -32℃:グリーンランドNE部
・南半球低極 -16℃:南極大陸125E77S付近
・高極(22日00UTC) 28℃:ボツワナSW部とその周辺
・高極(22日12UTC) 32℃:ナミビア、南アフリカ

※ ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)の図を貼ることができなくなっています。
x(旧ツイッター)の「気温のページ」に貼り付けた図をご覧ください。また、
ECMWFホームページ:https://charts.ecmwf.int/、
あるいは当サイトの「天気図ムービー」:http://kion-web.com/charts_movie/ からもご覧になれます。
※ 偏西風の蛇行の大きさについては、当サイトで独自に定義しています。詳しくは下のリンク先をご覧ください。
https://kion-web.com/blog/chart_henseifuudakoudai2021042412/

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