全球大気の流れ、寒気・暖気の特徴:2018年4月28日12UTC

北大西洋でリッジ発達、偏西風の南北蛇行が強化

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風帯の蛇行は、北太平洋E部~北米大陸~西欧で大きく、他では小さい。
高緯度(60N以北):寒冷渦は、タイミル半島、ベーリング海峡、カナダ北部に2個あり、周辺に寒気。シベリア120Eに寒気トラフ。
中緯度(30~60N):ヨーロッパのWの15Wに大規模な寒気トラフ。バルカン半島に高気圧、暖気。イラクに寒冷渦、東側に暖気。オホーツク海に寒冷渦、155Eに寒気トラフ。北太平洋160Wに寒冷渦、寒気南下。アメリカW岸に寒冷渦。北米大陸中西部にリッジ、暖気。北米大陸E部に寒気トラフ。北大西洋45Wでリッジ強まる。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
南太平洋E部で偏西風帯が60S以南の高緯度に偏り、それ以北は渦が卓越しているのが目立つ。
南極大陸:ロス海170Wに寒冷渦、周辺で寒気強まる。南極点周辺も寒気強化。120Eのリッジ周辺は昇温。
中緯度(30~70S):05Eに強い渦があり地上低気圧は945hPaに発達。85E付近にはやや規模の大きいトラフ。南アフリカにトラフに伴う寒気。オーストラリアSW部にリッジに伴う暖気。南米大陸30~40Sは寒気北上。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アフリカ中央部の高気圧は弱まる傾向。イランSE部~パキスタンはトラフ前面で昇温。ハワイに寒気南下中。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です