全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年7月10日12UTC

イランの高気圧強まる

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風は北極海と北米大陸を周る強い流れがメイン、ユーラシア大陸中緯度には、やや弱めのもう一本の流れがある。
イギリス~北欧にリッジ、暖気。ドイツに寒冷渦。バルカン半島に寒気トラフ。ロシアE部に寒冷渦。イランに高気圧、強化。バイカル湖のWに寒冷渦。日本で高気圧強化。アラスカSW部に寒冷渦。エルズミーア島のWに大規模な寒冷渦。アメリカ中部に高気圧、カナダ中部にリッジ、暖気。カナダE部に寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は130Wのリッジで大、他はやや大~小。
南極大陸:00Eと100Wに寒冷渦、南極点周辺で強い寒気(850hPaで-40℃以下)拡大。120E、130Wにリッジ、暖気。
中緯度(30~70S):10W、80E、180W、130~140W、50Wのトラフ、130Wのリッジが目立つ。南アフリカでリッジに伴う昇温。オーストラリアSW部にリッジ。ニュージーランドの寒気持続。南米大陸30S以南はトラフ前面で昇温。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠W部の高気圧、高温持続。アラビア半島の暖気持続。オーストラリアE部で寒気北上。タヒチ付近で寒気北上。南米大陸30S以北で寒気北上。

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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