全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2018年7月20日12UTC

アルゼンチンに寒冷渦

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行はやや大~小。強い流れは中緯度と高緯度の2系統あるが、大西洋では合流している。(前日と同じ)
イギリス~イベリア半島に寒気トラフ、北欧に前面の暖気。アルジェリアN部に高気圧。ウクライナに低気圧。ロシアN部に高気圧。イラン~ウズベキスタンにリッジ、暖気。カラ海に寒冷渦、シベリア80Eにかけて寒気トラフ。モンゴルに寒気トラフ。中国E部~日本に高気圧。シベリア160Eに寒冷渦。太平洋160Wに寒冷渦。北極海140Wに寒冷渦、寒気強化。カナダW部に寒冷渦。アメリカW~中部に高気圧、暖気。ラブラドル海に寒冷渦。大西洋40Wに高気圧。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は50Wのリッジで大、他はやや大。
南極大陸:110Eの高気圧が強まり、暖気も拡大。南極点付近は谷で、南極点~80S帯(80~90S)の00~40E付近で寒気強化。
中緯度(30~70S):00Eの寒冷渦、トラフ、90Eの寒冷渦、トラフ、150Eのトラフ、95Wのトラフ、アルゼンチンの寒冷渦、50Wのリッジが目立つ。南アフリカはトラフ前面持続。オーストラリアSW部にトラフ前面の暖気。同SE部にトラフの寒気。ニュージーランドはトラフ前面。南米大陸30S以南では寒冷渦などにより寒気持続。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
サハラ砂漠の高気圧は西へ拡大、モーリタニアで昇温。オーストラリアW部はリッジで暖気南下。南米大陸20S帯(20~30S)に寒気トラフ、前面は暖気。

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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