全球大気の流れ、寒気・暖気の状況:2019年2月21日12UTC

ヨーロッパW部に大規模なリッジ

【北半球30N以北の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、やや大~大。特にヨーロッパW部のリッジを周る流れで蛇行大。
大西洋40Wに寒気トラフ。ポルトガル~イギリス~グリーンランドにリッジ。ロシア40E~黒海に寒気トラフ。シベリア80E~カザフスタンE部に寒気トラフ。シベリア100Eにリッジ。北極海110Eに寒冷渦。シベリア150Eに寒冷渦、太平洋155Eに寒気トラフ。太平洋140W~カナダW部にリッジ。アメリカSW部に寒冷渦。バッフィン島S部に寒冷渦。
【南半球30S以南の500hPa流れ、850hPa気温】
偏西風の蛇行は、小~やや大。
南極大陸:南極点近くに寒冷渦、寒気拡大。60Eにリッジ。180E(ロス海)に寒冷渦。
中緯度(30~70S):インド洋95Eに寒冷渦、850hPa・0℃が40S以北まで北上、オーストラリアSW部に暖気南下。タスマン海160Eに寒気トラフ。太平洋130Wに低気圧。同90Wに寒気トラフ、850hPa・4℃が40S以北まで。
【低緯度域30S~30Nの500hPa流れ、850hPa気温】
アフリカ20S帯(20~30S)で高気圧強化、昇温。エチオピア付近で降温。インドで昇温。中国110Eに寒気トラフ。南太平洋160Wに低気圧。メキシコのWに寒気トラフ。北大西洋40Wに寒気トラフ。

【850hPa気温の低極、高極:ECMWF解析図から読み取り】
・北半球低極 -32℃:北極海110E84N付近
・南半球低極 -28℃:南極大陸145E73S付近
・高極 28℃:アンゴラ、ナミビア、ボツワナ、南アフリカ、オーストラリアNW部

※ 図はヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ホームページより転載

北半球500高度850気温
北半球地上気圧
南半球500高度850気温
南半球地上気圧
全球500高度850気温

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